ブルーマウンテンコーヒー豆の特徴や味の感想は?スタバやドトールでも販売

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「でも、いつまでも病院にいられたら困る。このまま記憶が戻らなかったらどうしよう」

 


母親がぼやくので、隣町に住む父の戦友に来てもらいました。



「おい、軍曹殿、とうとう倒れたか」

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軍曹は父のあだ名だそうで、この二人は故郷も同じで偶然にも同じ部隊だった。

 


ビルマではいつも一緒だった。

 


自称農民部隊。

 

軍曹とラッパ兵との設定でじゃれ合ったのだと、あとで聞きました。

 



ビルマの戦線は始めこそきつかったものの、ビルマ国軍が日本側についたことで食料も潤沢に配給され、全土を占領するに至ったのだそうです。

 

他の戦地よりずいぶん恵まれていたそうです。

 

「コッピー ナーライ」

 


おじさんはそれを聞くと、すぐに廊下に出て缶コーヒーを手に戻りました。

 

「今日は代用コーヒーしかないけど、明日は調達してくるからよう」

 


スプーンで父の口に流し込みました。



「良かったなあ、俺と一緒で。うまいだろう、もう大丈夫だ、命の水だからな。俺が助けてやるから」

 



母はナースセンターに駆け込み、コーヒーを飲ませてもいいのか聞いてきました。

 



二口ばかり飲むと寝てしまいました。

 

おじさんは’’がはは’’と笑い、母の手をとって

 

 

「心配いらないよ、明日はもっとすごい命の水を持って来る」

 

 

と、帰って行きました。  



未だ未確認ですが、コッピーナーライはコーヒー下さいらしいです。

 

父の造語かもしれません。

 


代用コーヒーは戦時中コーヒー豆の輸入が完全にストップし、コーヒーが統制下に置かれたときにタンポポの根やチコリ、大豆などで代用していたのだそうです。

 

特にタンポポはドイツ兵士が飲んでいたらしい。



翌日、ナースの許可をもらい、おじさんは父の枕元でコーヒーをたてました。

 

ブルーマウンテン

 

病室の外まで香が漂います。

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天国で飲んだコーヒー



「おまえはすごいよ」

 


父は声を震わせ、おじさんに何度もお礼を言ったのです。

 


「こいつ、まだビルマにいるつもりだ」

 


おじさんが鼻をすすります。

 


母が水で薄めたブルーマウンテンを父は最後まで飲み干しました。


 
父が戦地でマラリアにかかり、水さえ拒否したときに、ビルマ人のナースが代用コーヒーを口に含んだら、うまいと言って飲んだのです。



その晩が峠と医師に言われ、おじさんは外国の捕虜のところへ忍び込み、一握りのコーヒー豆を手に入れてきたそうです。

 

 

「奴ら、覚醒剤がわりに隠し持っていたんだ。なあ、羨ましかったよなあ。コーヒーなんて飲んだことなかったから。」

 

 

「だから、まあ時効だからいいよな。俺は決死の覚悟で英国兵の小屋に忍び込み、コーヒーを持っているか聞いて回った。」

 

 

「そいつに逃げ道を教えて交換したんだ。なあ、コーヒーも飲んだし、もう大丈夫だ、一緒に日本に帰ろうなあ」

 


「うまかったなあ」

 


泣きながら何度も頷く父。




このときのコーヒーと、ビルマで飲んだコーヒーを、父は天国で飲んだと言う。

 

花畑でおじさんと二人で飲んだ記憶が残っている。

 

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死を覚悟した父が天国の入り口で飲んだ癒やしのコーヒー。

 


日本に帰ってから、あの時自分を救ったコーヒーを捜して、すっかりコーヒー通になったのだとか。


 
のちに、2度も天国でブルマンを飲んだと自慢していました。さんざん探した自分が言うのだから間違いないと。



戦時中にブルマンもなかろう、おじさんは笑うけど、父は譲らない。



その後、三年ばかりで帰らぬ人になりました。

 

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あとがき



もしかしたら父が天国で飲んだコーヒーは本当にブルーマウンテンだったかも知れません。

 

当時ジャマイカは英国領で、衰退した農園のコーヒー豆が細々と出回っていたのではないかと調べていて思いました。

 


ジャマイカコーヒーはブルーマウンテンと同じ豆ですから。

 


ブルーマウンテンは戦前にも少しばかり輸入されていましたが、その後は途絶え終戦後に再開されました。

 

ブルーマウンテンは標高800mから1200mの高地で栽培された豆だけを指すそうですが、 偽物も輸入されています。

 

輸入元は日本が80%以上を占めていて、世界ではあまり知られていません。



父の舌がどれだけ味を覚えていたか怪しいところですが、とりあえずブルーマウンテンという高貴な豆が自分を救ったということで納得したのではないでしょうか?



兄がトラジャの可能性もあると、口を挟んだら

 

「もうどっちでもいいです!」

 

と、母がこの話しにストップをかけました。

 



お父さんご苦労様、命の恩人を探していたとは、家族も知りませんでした。

 



ブルーマウンテンは味も香りも苦味も酸味も調和がとれていて飲みやすいコーヒーです。

 


優しい味が日本人の好みに合っているのかも知れませんね。

 

※この物語はフィクションであり、味の特徴や感想は個人の意見が多分に反映されています。

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